季節は、カレンダーの日付だけでは区切れないものです。
桜が咲き始める頃、
田んぼに水が入り始める頃、
梅雨の気配を感じる頃。
秋になれば空が高くなり、
吹く風にも少しずつ変化が現れます。
昔の人は、こうした自然の変化を細かく見ながら、一年の季節を捉えてきました。
その目印となったのが「二十四節気」と「雑節」です。
二十四節気は、太陽の動きをもとに一年を24に分けた季節の区切り。
雑節は、日本の暮らしや農作業と深く結びつきながら使われてきた季節の目安です。
ここでは、2026年の二十四節気と雑節を一覧で紹介します。
今どんな季節にいるのか、
そして次にどんな季節がやってくるのか。
一年の流れをたどる早見表としてご活用ください。
2026年 二十四節気 早見表
二十四節気は、太陽が通る道である「黄道」を24等分し、
一年を約15日ごとの季節に分けたものです。
立春から始まり、雨水、啓蟄、春分と続き、大寒まで24の節気があります。
現在のカレンダーでは、ひと月の中に複数の節気が入るため、
一覧で見ると一年の季節の流れがわかりやすくなります。
🌸 春(2月〜4月)
☀️ 夏(5月〜7月)
🍁 秋(8月〜10月)
❄️ 冬(11月〜1月)
二十四節気は、それぞれが独立した日というより、一年の季節を細かく区切った目印です。
立春から春が始まり、立夏、立秋、立冬と季節が移り、大寒を経て、再び立春へと戻ります。
一年をぐるりと一周するように、二十四節気は季節の流れをつないでいます。
2026年 雑節 早見表
雑節は、二十四節気とは別に、
日本の季節や暮らしに合わせて使われてきた暦日です。
農作業の時期や季節の変化を知る目安として、
長く暮らしの中に根づいてきました。
代表的な雑節には、次のようなものがあります。
参照:国立国会図書館/日本の暦
「節分」や「土用」は現在もよく知られていますが、
もともとは季節の変わり目を知らせる暦の目印です。
八十八夜や二百十日のように、
立春を起点として数える雑節が多いことからも、
昔の暮らしと季節が密接につながっていたことがわかります。
二十四節気と雑節の違い
二十四節気と雑節は、どちらも季節を知るための目安ですが、
成り立ちが異なります。
二十四節気は、
太陽の動きをもとに一年を24に分けたものです。
立春、春分、夏至、秋分、冬至などがよく知られています。
一方の雑節は、
二十四節気だけでは捉えにくい日本の気候や農作業、
暮らしの節目を補うために使われてきました。
節分、彼岸、八十八夜、入梅、半夏生、土用などが代表的です。
二十四節気が一年の季節を区切る大きな目印なら、
雑節は日本の暮らしの中で使われてきた、より身近な季節の目印といえます。
二十四節気は旧暦なの?
二十四節気というと、「旧暦のもの」と思われることがあります。
ただし、二十四節気そのものは月の満ち欠けを基準にしたものではありません。
基準となっているのは太陽の動きです。
かつて日本で使われていた旧暦は、
月の満ち欠けをもとにしながら、太陽の動きも取り入れた「太陰太陽暦」でした。
月だけを基準にすると、暦の日付と実際の季節にずれが生じます。
そのずれを補い、農作業や暮らしの中で季節を知るために、
二十四節気が重要な役割を果たしてきました。
現在は新暦を使っていますが、
二十四節気は今も毎年の暦に受け継がれています。
なぜ「暦の上では春」なのに寒いの?
立春を迎えると、天気予報などで
「暦の上では春」という言葉を耳にします。
ところが、2月上旬はまだ寒さの厳しい時期です。
これは、二十四節気が
「その季節らしい気候になった日」を表しているわけではないためです。
立春は、暖かな春が完成した日ではなく、
春へ向かう期間の始まり。
同じように立秋も、急に涼しくなる日ではなく、
暑さの盛りを越えて、少しずつ秋へ向かい始める頃を表しています。
二十四節気は、その日の気温だけを見るより、
一年の流れの中で捉えると意味がわかりやすくなります。
二十四節気と雑節をくらしに活かすには?
今の季節を知る
「今日は何の日?」は知っていても、今がどんな季節なのかは意外と忘れてしまうものです。
- 立夏を過ぎたのか
- 入梅はまだなのか
- 秋分まであとどのくらいなのか
など、二十四節気や雑節を見ると、今いる季節の位置がわかります。
季節の食べものを楽しむ
二十四節気には、その時期ならではの食文化があります。
- 春の山菜
- 夏の新茶
- 秋の新米
- 冬の根菜
旬の食材を選ぶときにも、暦は季節を知る目安になります。
行事やお出かけの予定に役立てる
- 桜の頃に旅をしたい
- 紅葉の季節に出かけたい
そんなときにも、
二十四節気から大まかな季節の流れを知ることができます。
実際の開花や紅葉は、
その年の気候や地域によって異なりますが、
季節がどこまで進んでいるのかを見るひとつの目安になります。
気になる季節を詳しく知る
このサイトでは、各節気や雑節についても詳しく解説しています。
- 意味や由来
- 過ごし方
- 暮らしとの関わり
「立春とは?」「夏至には何をする?」「土用の丑の日はなぜうなぎを食べる?」など、気になる節気や雑節から、その季節の行事や食文化へとたどることができます。
早見表にある各節気から、個別の記事もあわせてご覧ください。
🌿 季節のコラム|暦は未来を当てるためのものではない
「来月はどうなるのだろう。」
そんなふうに思うことは誰にでもあります。
けれど、暦は未来を予言するためのものではありません。
今どんな季節にいて、何が終わり、何が始まろうとしているのか。
それを教えてくれるものです。
たとえば立春。
暦の上では春ですが、実際にはまだ寒い日が続きます。
けれど自然は、少しずつ次の季節へ向かっています。
私たちも同じかもしれません。
変化はいつも、気づかないところから始まる。
だからこそ、季節を知ることは、自分の今を知ることにもつながります。
もっと知りたい!二十四節気・雑節Q&A
Q. 二十四節気の日付は毎年同じですか?
A. 毎年まったく同じではありません。
二十四節気は太陽の位置によって決まるため、年によって日付が1日程度前後することがあります。春分や秋分の日付が年によって変わるのもそのためです。
Q. 二十四節気は全部でいくつありますか?
A. 全部で24あります。
春・夏・秋・冬にそれぞれ6つずつあり、約15日ごとに次の節気へ移ります。立春から始まり、大寒を経て、再び立春を迎えます。
Q. 雑節はいくつありますか?
A. 二十四節気のように「全部で何個」と明確に区切られているものではありません。
一般的には、節分、彼岸、社日、八十八夜、入梅、半夏生、土用、二百十日、二百二十日などが代表的な雑節として挙げられます。
Q. 二十四節気と七十二候は何が違いますか?
A. 季節を分ける細かさが違います。
二十四節気は一年を24の期間に分けたものです。七十二候は、それぞれの二十四節気をさらに3つに分け、一年を72の短い期間で表します。
二十四節気よりもさらに細かな自然の変化を表しているのが七十二候です。
季節の流れを知るための二十四節気と雑節
二十四節気と雑節は、
季節の変化を細かく捉えてきた昔ながらの暦の知恵です。
二十四節気で一年の大きな流れを知り、雑節を見ると、
日本の暮らしや行事と季節とのつながりも見えてきます。
- 春の芽吹き
- 夏の勢い
- 秋の実り
- 冬の静けさ
立春、夏至、秋分、冬至、彼岸、土用。
今も身近に残る言葉を一年の流れの中で見ると、
それぞれが単独の行事ではなく、次の季節へつながる目印であることがわかります。
2026年の暦を確認するときに、この早見表を一年を通して役立ててください。
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