8月は、夏の盛りを迎える月です。
強い日差しが続き、
蝉の声が一日中響く頃。
暑さの中にも、
どこか季節の折り返しを感じる日があります。
お盆を迎える8月は、
家族が集まり、
先祖を迎え、
ふだんより「つながり」を意識する時間が増える月でもあります。
8月の縁起物は、
幸運を呼び込むためというより、
受け継がれてきた思いを確かめるためにあります。
8月の主な縁起物
8月に受け継がれてきた縁起物は、
お盆や先祖供養にまつわるものが中心です。
- 精霊馬
- 迎え火・送り火
- 灯籠
- 蓮の花
どれも、
ご先祖様を迎え、送り出すための意味が込められています。
精霊馬という迎えのしるし
お盆になると、
きゅうりやなすで作った精霊馬を飾る地域があります。
きゅうりは馬、
なすは牛に見立てられています。
早く家へ来てもらい、
ゆっくり帰っていただく。
そんな願いが込められています。
精霊馬は、
先祖を身近に感じるための縁起物です。
迎え火・送り火という灯り
お盆には、
迎え火や送り火を焚く風習があります。
灯りを目印に、
ご先祖様を迎え、
再び送り出す。
地域によって形は異なりますが、
「帰ってきてほしい」という思いは今も受け継がれています。
火は、
道を照らすための灯りでもあり、
心を整える時間でもあります。
ほおずきに込められた意味
お盆の頃になると、
鮮やかな朱色のほおずきを見かけます。
提灯のような形をしていることから、
ご先祖様が迷わず帰ってこられるよう、
灯りの役割を果たすと考えられてきました。
夏を彩る植物であると同時に、
お盆を象徴する縁起物でもあります。
▶︎ ほおずきとは?お盆に飾る意味をやさしく解説
🌿 季節のコラム|8月の満月・スタージョンムーン
8月の満月は、スタージョンムーンと呼ばれます。
北米でチョウザメがよく獲れる季節に由来した名前です。
暑さが続く8月ですが、
日が少しずつ短くなり、
夕暮れの空にも季節の変化が現れ始めます。
夏の終わりはまだ先でも、
季節はゆっくりと次へ向かっています。
▶︎ 2026年 7月から12月 満月カレンダー
8月の縁起物に関するよくある質問
精霊馬はいつ飾りますか?
地域によって異なりますが、お盆の迎えの日に飾ることが多く見られます。
迎え火と送り火は何のために行うのですか?
ご先祖様を迎え、送り出すための目印として受け継がれてきた風習です。
ほおずきはなぜお盆に飾るのですか?
提灯のような形から、ご先祖様を導く灯りを表すと考えられています。
8月は何を意識して過ごせばいいですか?
人とのつながりを思い出す時間を持つことです。家族やふるさと、受け継がれてきた習慣に目を向けると、8月らしい時間を過ごせます。
8月の縁起物を迎えるなら
8月の縁起物は、
昔から続く風習を思い出させてくれます。
迎え火を焚くことも、ほおずきを飾ることも、
ご先祖様を迎える気持ちから生まれた習慣です。
形は変わっても、
人を思う気持ちは今も受け継がれています。
8月は、
そのつながりを静かに感じる季節です。