5月になると、空気は軽くなり、
日差しにも初夏の気配が混ざりはじめます。
過ごしやすく、春らしさも残る季節。
けれど暦の上では、この時期に「立夏」を迎えます。
立夏は、夏の始まりを示す節目。
そのため5月は、
春と夏が交わる位置にある時間でもあります。
立夏を手がかりに、
5月という季節の流れを見ていきます。
5月の印象と実際
5月は、春の延長のように感じられる時期です。
風はやわらかく、
草木も大きく伸び、
一年の中でも過ごしやすさを感じやすい頃。
一方で、
- 日差しが強くなる
- 湿度が少しずつ増える
- 空気に初夏の気配が混ざる
といった変化も現れます。
春の心地よさの中に、
次の季節の入り口が見えはじめる時期です。
立夏とは?
立夏は、二十四節気のひとつ。
暦の上で、夏が始まる節目です。
毎年5月5日ごろに訪れ、
ここから季節は夏へ向かって進みます。
二十四節気では、
太陽の動きをもとに季節を区切っています。
春は穀雨まで続き、
立夏で次の季節へ移ります。
▶︎ 立夏とは?|意味・由来・2026年はいつ? 過ごし方までやさしく解説【二十四節気】
旧暦の5月
旧暦では、立春を起点に季節が進みます。
- 立春:春の始まり
- 春分:春の中間
- 穀雨:春の終わり
- 立夏:夏の始まり
5月はこの流れの中で、
👉 春から夏へ移る時間
完全な夏ではなく、
春の余韻を残しながら、
少しずつ空気が変わっていく時期です。
なぜ春のように感じるのか
現在の5月は、
気温や空気感としては非常に穏やかです。
そのため、
「まだ春」と感じる人も少なくありません。
一方で、暦ではすでに夏が始まっています。
これは、
- 暦 → 太陽の位置で区切る
- 体感 → 気温や湿度で感じる
という違いによるものです。
5月は、その両方が混ざり合うことで、
独特の季節感を生み出しています。
🌿 SEASONS COLUMN|立夏は“開いていく季節”
立夏を迎える頃になると、
空の高さや光の強さが少しずつ変わっていきます。
草木は大きく伸び、
風景も外へ向かって広がりはじめる。
春の内側にあったものが、
外の世界へ開いていく。
5月には、
そんな変化が静かに含まれています。
まとめ
5月は、春の終わりではなく、
春から夏へ移り変わる時間です。
立夏を境に、
季節は次の流れへと進みはじめます。
それでも5月が春らしく感じられるのは、
春の空気がまだ残っているためです。
この違いは、
暦と体感がそれぞれ別の速度で動いていることを示しています。
5月は、
ふたつの季節が交わる場所にある時間です。