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9月の縁起物とは?|実りを迎える、ということ

9月の縁起物の画像 月と暦
月と暦季節の行事と暦

9月は、夏から秋へと季節が移っていく月です。
まだ暑い日が続く一方で、
日が暮れる時間は少しずつ早くなり、
空や風にも秋の気配が見え始めます。

重陽の節句、十五夜、秋のお彼岸。

9月には、
長寿を願い、秋の実りに感謝し、先祖を思う行事が続きます。

菊を飾ること。
月見団子を供えること。
お彼岸におはぎをいただくこと。

9月の縁起物には、季節の恵みを受け取り、
これからの日々の健やかさを願う気持ちが込められています。

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9月の主な縁起物

9月の縁起物には、秋の花や実りにまつわるものが多くあります。

菊、月見団子、すすき、栗、おはぎ。

どれも、この季節の行事や暮らしの中で大切にされてきたものです。
秋の始まりを感じながら、それぞれに込められた意味を見ていきましょう。

菊|長寿を願う花

9月9日は、五節句のひとつ「重陽の節句」です。

旧暦の9月9日は菊が美しく咲く頃だったことから、「菊の節句」とも呼ばれています。

中国では古くから、菊には邪気を払い、長寿をもたらす力があると考えられていました。その風習が日本にも伝わり、重陽の節句には菊を飾ったり、菊酒をいただいたりして、無病息災や長寿を願うようになりました。

春の桃、初夏の菖蒲、秋の菊。

季節の植物に願いを託してきた、五節句ならではの縁起物です。

▶︎ 重陽の節句とは?9月9日に菊を飾る意味をやさしく解説

月見団子|秋の実りに感謝する

秋の夜空に浮かぶ月を眺める十五夜。

旧暦8月15日の月を「中秋の名月」と呼び、
古くから月を愛でる風習が続いてきました。

十五夜には、月見団子や里芋、
その年に収穫されたものなどを供えます。

月見団子は満月を思わせる丸い形をしており、
月に供えたあとにいただくことで、
秋の実りへの感謝やこれからの豊作への願いを分かち合ってきました。

月を眺め、収穫に感謝する。

十五夜は、秋の恵みを感じる行事でもあります。

▶︎ 十五夜とは?月見団子を供える意味をやさしく解説

すすき|実りと魔除けを表すもの

十五夜には、月見団子と一緒にすすきを飾ります。

すすきは穂をつけた姿が稲に似ていることから、
稲穂の代わりとして供えられたといわれています。

また、すすきの鋭い葉や切り口には魔除けの力があると考えられ、
災いから家や作物を守るものとしても大切にされてきました。

風に揺れるすすきは、今でもお月見を象徴する秋の景色のひとつです。

栗|秋の実りを祝う

9月9日の重陽の節句は、
「栗の節句」と呼ばれることもあります。

江戸時代には、
庶民の間で栗ごはんを食べて
重陽を祝う風習が広まったとされています。

秋に実る栗は、季節の恵みそのもの。

菊とともに、秋の訪れを祝い、
収穫に感謝する食べものとして親しまれてきました。

おはぎ|秋のお彼岸に供えるもの

秋分の日を中日として、
前後3日間を合わせた7日間が秋のお彼岸です。

お彼岸にはお墓参りをし、
先祖を供養する風習があります。

この時期のお供えものとして親しまれているのが、おはぎです。

小豆の赤い色には邪気を払う力があると考えられてきたことから、
小豆を使った食べものは古くから行事や祝いの席にも用いられてきました。

「おはぎ」という名前は、
秋に咲く萩の花にちなむといわれています。

春には牡丹にちなんで「ぼたもち」、秋には萩にちなんで「おはぎ」。

同じような食べものにも季節の花の名前を重ねてきたところに、
日本の暮らしの中の季節感が残っています。

▶︎ お彼岸におはぎを食べるのはなぜ?ぼたもちとの違いも解説

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🌿 季節のコラム|9月の満月・ハーベストムーン

秋分に最も近い満月は、ハーベストムーンと呼ばれます。
「収穫月」という意味を持ち、
北米で秋の収穫が行われる頃の満月に由来する名前です。

9月はまだ暑さが残りますが、
日が暮れる時間は少しずつ早くなっていきます。

夕方から夜へと変わる空や、少し高く感じられる月。
昼間の暑さとは別のところで、秋は少しずつ始まっています。

▶︎ 2026年 月の名前(7月~12月)の由来とは?

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9月の縁起物に関するよくある質問

9月の代表的な縁起物は何ですか?

菊、月見団子、すすき、栗、おはぎなどがあります。長寿や無病息災、豊作への願い、秋の実りへの感謝にまつわるものが多く見られます。

9月9日の重陽の節句には何をしますか?

菊を飾ったり、菊酒をいただいたりして、長寿や無病息災を願います。栗ごはんを食べる風習もあります。

十五夜にはなぜすすきを飾るのですか?

すすきは稲穂に姿が似ているため、稲の代わりとして供えられたといわれています。魔除けの意味も伝えられています。

秋のお彼岸になぜおはぎを食べるのですか?

小豆の赤い色には邪気を払う力があると考えられてきました。先祖へのお供えものとしても用いられています

9月の縁起物を迎えるなら

菊を飾り、長寿を願う。
十五夜には、月見団子とすすきを供えて月を眺める。
秋のお彼岸には、おはぎを供える。

9月の縁起物をたどってみると、
そこには秋の実りへの感謝と、
人の健やかさを願う気持ちがあります。

夏から秋へと景色が変わり始める頃。

身近な花や食べものから、
少しずつ秋を迎えてみるのもよさそうです。

▶︎ 8月の縁起物とは?|受け継ぐ、ということ