月のリズムが私たちの生活に与える影響は深いもの。特に自然と調和した暮らしを大切にしてきた文化では、月の満ち欠けが大きな意味を持っています。
ネイティブアメリカンは、満月の名前を自然と暮らしの目安にし、夜空に輝く満月には、昔から特別な名前がつけられてきました。日本では二十四節気を通じて季節の移ろいを感じてきました。
この記事では、2025年の1月から6月までの満月の名前とその由来を、日本の二十四節気とともに紹介します。月のリズムを知ることで、季節の変化をより身近に感じられますよ。
【2025年】1月の満月はいつ?(1月14日):ウルフムーン(Wolf Moon)

1月の満月・ウルフムーンの成り立ちと由来
1月の満月は「ウルフムーン」。この名前は、冬の寒さが厳しくなり、狼が遠吠えする音が聞こえる時期に由来します。ネイティブアメリカン文化において、狼は強さと忠誠心の象徴であり、彼らの遠吠えは夜空に響く霊的なメッセージと捉えられました。この月は、冷え込む季節に力強く生きる動物たちに見られる、自然の持つ忍耐力や力強さを象徴しています。
ウルフムーンの頃の二十四節気とは?
この時期、日本では小寒(しょうかん)を迎えます。寒さが本格的にやってきて、自然が静まり返る時期です。寒い中でも動物たちは必死に生き抜く季節。私たちもその力強さを見習う時期ともいえます。
ウルフムーンと小寒の共通点ってあるの?
ネイティブアメリカン文化でも、日本の小寒と同じく、この時期は内省の時期として大切にされており、狼が遠吠えをするように、静かに自分自身を見つめ、冬の厳しさを乗り越える力を育む時間とされています。寒さの中で生き抜く動物たちの姿に、共に自然との調和を感じることができます。
【2025年】2月の満月はいつ?(2月12日):スノームーン(Snow Moon)

2月の満月・スノームーンの成り立ちと由来
2月の満月は「スノームーン」。この月は、2月に降る雪にちなんでいます。ネイティブアメリカンは、雪が降りしきる中で、すべてが静まり返り、自然が一時的に休むような感覚を大切にしてきました。雪は一見静かなものに思えますが、その静けさの中には、春への準備が進んでいることを教えてくれる大切なエネルギーが宿っていると考えられています。
スノームーンの頃の二十四節気とは?
この時期、日本では立春(りっしゅん)を迎えます。立春は暦の上では春の始まりを告げる節気ですが、実際はまだ寒さが残る時期です。雪深い冬の終わりを感じつつも、春の訪れが待ち遠しい時期です。
スノームーンと立春の共通点ってあるの?
冬から春への移行を象徴する点で共通しています。スノームーンは降雪が多く寒さが厳しい時期の満月ですが、立春は暦の上で春の始まりを告げる節気です。どちらも「寒さの中に春の兆しが見え始める時期」であり、冬の終わりと新しい季節への準備を促す時期です。
【2025年】3月の満月はいつ?(3月14日):ワームムーン(Worm Moon)

3月の満月・ワームムーンの成り立ちと由来
3月の満月は「ワームムーン」。春の兆しが見え、土の中で眠っていた虫たちが動き出す時期に由来しています。この月は、生命の再生と復活を象徴し、自然の循環が再び動き出すことを示しています。ネイティブアメリカンの文化では、ワームムーンは「再生の月」として、新しい始まりを象徴する大切な月でした。
ワームムーンの頃の二十四節気とは?
この時期、日本では啓蟄(けいちつ)を迎えます。春の訪れを告げ、土の中で眠っていた生き物たちが目を覚ます頃。ネイティブアメリカンでも、春の始まりを感じ取る時期として大切にされていました。
ワームムーンと啓蟄の共通点ってあるの?
ワームムーンは、地中の虫が動き始める頃の満月。啓蟄も「冬ごもりしていた虫が地上に這い出る時期」とされ、春の生命の目覚めを表しています。どちらも大地が温まり、自然界が活発化する兆しを感じさせるタイミングです。
【2025年】4月の満月はいつ?(4月13日):ピンクムーン(Pink Moon)

4月の満月・ピンクムーンの成り立ちと由来
4月の満月は「ピンクムーン」。この名前は、春の花々、特にピンクのフロックスが咲く時期に由来しています。ネイティブアメリカンの文化では、この月は花の開花とともに、愛や希望、生命の力強さを象徴しています。
ピンクムーンの頃の二十四節気とは?
この時期、日本では清明(せいめい)を迎えます。「万物が生き生きとし、空気が澄んで明るい」季節の節気です。春の到来を喜び、自然が輝く様子を象徴しており、心が軽やかになる時期でもあります。
ピンクムーンと清明の共通点ってあるの?
ピンクムーンと清明は、どちらも春の訪れと自然の生命力を象徴しています。ピンクムーンは、春の花々が咲き誇る時期の満月であり、清明は「万物が生き生きとし、清らかで明るい季節」を意味する節気です。どちらも自然が活気づき、生命の輝きを感じるタイミングであり、春の美しさやエネルギーを祝う共通点があります。
【2025年】5月の満月はいつ?(5月13日):フラワームーン(Flower Moon)

5月の満月・フラワームーンの成り立ちと由来
5月の満月は「フラワームーン」。春の花々が咲き誇る時期にちなんでいます。ネイティブアメリカンは、この月を花々が咲き乱れる時期として、自然の豊かさと生命力を祝う重要な月として捉えました。
フラワームーンの頃の二十四節気とは?
この時期、日本では立夏(りっか)を迎えます。暦の上で夏の始まりを意味します。陽気が増し、草木が青々と茂り、田植えや農作業が本格化する時期です。春から夏へと移り変わる節目であり、生命のエネルギーが満ちあふれる季節を感じられます。
フラワームーンとの共通点ってあるの?
フラワームーンは、植物が成長し、花が満開になる時期の満月。立夏は夏の始まりを告げる節気です。生命の勢いを感じさせる季節であり、万物が活力に満ちる点で共通しています。
【2025年】6月の満月はいつ?(6月11日):ストロベリームーン(Strawberry Moon)

6月の満月・ストロベリームーンの成り立ちと由来
6月の満月は「ストロベリームーン」。イチゴの収穫時期にちなんでいます。ネイティブアメリカンにとって、この月は収穫と繁栄を象徴し、物理的な豊かさだけでなく、精神的な充実も祝われる時期です。
ストロベリームーンの頃の二十四節気とは?
この時期、日本では芒種(ぼうしゅ)を迎えます。一年で最も昼が長く、太陽の力が最高潮に達する日です。自然のエネルギーがみなぎる中で、イチゴのように甘い恵みを楽しむことができます。
ストロベリームーンと芒種の共通点とは?
ストロベリームーンは、イチゴの収穫期を象徴する6月の満月であり、実りを迎える時期を示します。一方、芒種は稲や麦など穂のある作物の種をまく頃を指し、農作業の本格化を意味します。どちらも農耕と深く関わり、自然の恵みに感謝しながら、成長と収穫の準備をする共通点があります。
まとめ
いかがでしたか? 1月から6月にかけての満月と二十四節気は、冬の厳しさから春の訪れ、そして初夏の成長へと移り変わる季節を映し出しています。
ウルフムーン(小寒)では寒さに耐える強さを学び、スノームーン(立春)では春の兆しを感じ始めます。ワームムーン(啓蟄)は大地が目覚める時期と重なり、ピンクムーン(清明)では生命が輝きを増します。
夏へ向かう頃、フラワームーン(立夏)は花々の繁栄を、ストロベリームーン(芒種)は農作物の成長を象徴します。満月と二十四節気は、自然の流れに寄り添いながら暮らす大切さを教えてくれます。
自然のリズムに意識を向けると、日々の暮らしにも新しい発見があるかもしれません。後編では7月から12月をご紹介しますね!
参考:国立天文台「ほしぞら情報」/ 国立天文台「暦計算室」