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旧暦と2月の深い関係|なぜ立春が“本当の新年”とされるのか

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月と暦二十四節気を楽しむ季節の行事と暦
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どうして2月が“始まりの月”なのか

2月は寒さのピークで、どちらかといえば“冬の終盤”という印象を持つ人が多いかもしれません。
けれど、日本の暦の歴史をさかのぼると、2月はただの冬ではありませんでした。

旧暦では、2月は「春の入り口」。
つまり、新しい流れが始まる月だったのです。

節分や立春といった行事がこの時期に集中しているのは、偶然ではありません。
そこには、旧暦の時間感覚が深く関わっています。

旧暦とはどんな暦だったのか

旧暦は、月の満ち欠けを基準にしたカレンダーです。

新月から次の新月までをひと月とし、自然のリズムに合わせて時間を数えていました。
農業や祭り、季節の節目は、この旧暦に沿って決められていたのです。

現在のカレンダーは太陽を基準にした太陽暦ですが、
昔の人にとって時間は“自然の循環そのもの”でした。

だから旧暦は単なる日付ではなく、季節の呼吸を感じるための暦だったとも言えます。

▶︎ 2月の縁起物とは?|切り替える、ということ
▶︎ 1月の縁起物とは?|整える、ということ

旧暦では、2月が春の始まりだった

旧暦の一年は「立春」から始まります。

立春は二十四節気の最初の節気で、春のスタートを示す日。
その前日が節分であり、もともとは“年越しの日”でした。

つまり、いにしえの感覚では、

節分=大晦日
立春=元日

だったのです。

だから豆まきは「厄を払って新年を迎える儀式」。
恵方を向いて食べる習慣も、年の切り替えと深く結びついています。

2月は、見えないところで一年が切り替わる月だったのです。

なぜ今も2月に行事が集中しているのか

現代では1月1日が新年ですが、旧暦の感覚は行事の中に残っています。
2月に多い縁起物や儀式は、その名残です。

たとえば

これらはすべて、「新しい流れに入るための準備」として受け継がれてきたもの。

1月は“整える月”であり、2月は“切り替える月”なのです。

▶︎ 【最新版】大寒卵(だいかんたまご)とは?
▶︎ 節分とは?意味・由来・豆まきのやり方・過ごし方までやさしく解説
▶︎ 立春(準備中)

現代の暮らしにどう取り入れるか

忙しい現代社会では、
旧暦をそのまま生活に取り入れるのも難しいところ。

けれど、

「2月は始まりの月」

という視点を持つだけで、
季節の感じ方は変わります。

年明けにうまくスタートできなかった人も、
2月から気持ちを整え直していきましょう。

立春は、“もう一度始められるタイミング”でもあります。

春は、目に見える前に訪れます。
旧暦はその気配を教えてくれる暦なのです。

まとめ|2月は“見えない新年”

2月は冬の終わりではなく、春の入り口。
旧暦の感覚では、この時期こそが一年のスタートでした。

節分や立春の行事は、新しい流れを迎えるための知恵です。

もし最近、停滞していると感じているなら、
2月を“もうひとつの新年”として迎えてみる。

それだけで、季節のリズムと心が静かに揃っていきます。