立春は、春の始まりを告げる日。
暦の上では、一年の流れが静かに切り替わる節目です。
この立春の日に掲げられる言葉が「立春大吉」。
出雲大社をはじめとする神社では、立春に合わせてこの縁起物が頒布され、
暮らしの中で節目を受け取る習慣として受け継がれてきました。
立春大吉は、何かを強く願うためのものというより、
一年の始まりを、きちんと迎えるための“しるし”のような存在。
この記事では、その意味や由来、貼り方について、
暦の流れに沿って静かにたどっていきます。
SEASONS COLUMN|立春を迎えるということ
「立春大吉」は出雲大社の公式頒布が知られていますが、
福徳神社や七社神社、稲積神社など
各地の神社でもなどでも立春の時期に縁起札として扱われています。
これは、立春が単なる暦の日付ではなく、
暮らしの中で大切にされてきた節目であることの表れ。
春を迎える気持ちを、言葉や形にして残してきた。
そんな日本の季節感が、今もそっと息づいています。
立春大吉の考え方や由来については、
ほかにも丁寧にまとめられた記事があります。
▶︎ 立春大吉(りっしゅんだいきち)とは?
立春大吉とは?
立春大吉(りっしゅんだいきち)は、
立春の日から一年の福を願って掲げられる縁起物です。
春先に、蕾が自然と花開くように、
天地自然の流れに身をゆだねながら、
一年の始まりに「大吉」という言葉を掲げる。
そこには、勢いよりも、
穏やかな始まりを大切にする気持ちが感じられます。
出雲大社での立春大吉
出雲大社相模分祠では、
立春に合わせて「立春大吉」が縁起物として頒布されています。
立春を、ただの日付としてではなく、
暮らしの中で受け取る節目として大切にする。
その姿勢は、出雲大社の在り方ともよく重なります。
社頭での授与のほか、郵送での頒布が行われる年もあり、
遠方からでもこの節気に触れることができます。
立春大吉の貼り方について
立春大吉は、立春の日から掲げるのが基本とされています。
玄関や部屋の入口など、
人の出入りがある場所に、外に向けて。
目線より少し高い位置に貼ることで、
新しい季節を迎える“入口”を意識することができます。
一年を通して掲げ、
次の立春を迎える頃に新しいものへと替える。
そんな静かな循環も、この風習の一部です。
大寒から立春へ|流れの中で見る立春大吉
立春の前には、二十四節気の最後にあたる「大寒」があります。
一年で最も寒さが厳しいとされる時期です。
大寒は、次の季節に向けて整える時間。
大寒卵のような縁起物も、
立春を迎える準備のひとつとして知られています。
大寒で整え、
立春で動き出す。
立春大吉は、その切り替わりを
目に見える形で受け取るための、ささやかな合図なのかもしれません。
立春大吉という、暮らしの知恵
立春大吉は、占いや迷信というより、
暦とともに暮らすための、昔からの知恵。
季節の変わり目を意識し、
言葉を掲げ、
気持ちを切り替える。
そんな小さな行為が、
一年を穏やかに始める助けになることもあります。
立春大吉の申し込み方・受け取り方
立春大吉は、出雲大社相模分祠で縁起物として授与されています。
ここでは出雲大社相模分祠での申し込み方法をご案内しますね。
参拝の際に直接受け取るほか、
年によっては 郵送での申し込み にも対応しています。
社頭での授与
立春大吉は、
12月中旬から立春を含む時期にかけて、
授与所で頒布されます。
参拝の流れの中で受け取れるため、
立春を迎える準備として、
そのまま持ち帰ることができます。
混み合う時期もあるため、
立春前後に参拝を予定している場合は、
少し余裕をもって訪れるのがおすすめです。
郵送での申し込みについて
遠方で参拝が難しい場合でも、
立春大吉は 郵送で申し込むことができます。
公式案内では、
- 申込期間:12月中旬〜2月中旬頃
- 初穂料:1体 1,000円
- 郵送対応:あり(別途送料)
とされています。
申し込みは、
出雲大社相模分祠
公式サイトの案内に沿って行います。
郵送で届いた立春大吉も、
立春の日から掲げる点は同じ。
場所が離れていても、
節気を暮らしに迎える気持ちは変わりません。
いつ申し込むのがいい?
立春大吉は、
立春の当日までに手元にあることが理想とされています。
そのため、
- 12月〜1月中に申し込む
- 立春直前は早めに確認する
このくらいの気持ちで動くと、
慌てずに迎えられます。
まとめ
立春大吉は、
「間に合わなければ意味がない」ものではありません。
けれど、立春を迎える前に手元にあると、
その日を“迎える日”として、
少し丁寧に過ごせるような気がします。