赤ちゃんにとって、おくるみはお腹の中にいた頃の安心感を思い出させてくれる、特別なアイテム。でも「いつまで使うの?」「必ず必要なの?」と疑問に思うママやパパも多いのではないでしょうか。この記事では、おくるみの役割や効果、選び方のポイント、そして使う際の注意点まで、わかりやすく解説します。愛しい赤ちゃんの安心を包み込むために、ぜひチェックしてみてくださいね!
おくるみはいつまで? 赤ちゃんを包む理由とは?
おくるみは、赤ちゃんを優しく包み込むことで、安心感を与え、眠りをサポートしてくれる心強い味方です。正しい使い方を知ることで、赤ちゃんの快適さを守りながら、ママやパパの育児の際に助けにもなります。
おくるみが赤ちゃんとママパパに与える5つのメリット
- 赤ちゃんが安心できる環境づくり
- お腹の中で丸まっていた赤ちゃんにとって、外の世界は広くてちょっぴり怖いもの。おくるみで優しく包むと、まるでママのお腹の中に戻ったような安心感を与えられます。
- 眠りを邪魔するモロー反射を防ぐ
- おくるみは、赤ちゃんの驚き反射(モロー反射)を抑える効果があります。この反射は睡眠中に起きることが多く、赤ちゃんが目を覚ます原因となります。おくるみで包むことで、赤ちゃんの眠りが深くなり、ママやパパも一緒に休む時間を確保しやすくなります。
- 赤ちゃんのぐずりを軽減
- おくるみは、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいたような包まれる感覚を再現します。この感覚が赤ちゃんをリラックスさせ、ぐずりや夜泣きを減らす効果があります。結果的に、ママやパパが赤ちゃんをあやす負担を軽くすることができます。
- 授乳やおむつ替えのサポート
- 赤ちゃんを包んだ状態で、下半分だけを軽くほどき、足元を出します。これでおむつ替えがしやすくなります。授乳中は、手足が動かない分、赤ちゃんが集中して飲んでくれることもありますよ。おくるみは用途に応じて調整して使うのがポイントです。
- 持ち運びが簡単で便利
- おくるみは軽量で持ち運びが簡単なので、外出時にも重宝します。おくるみを使えば、赤ちゃんを簡易的に包んで安心感を与えたり、日よけやブランケット代わりに使うこともできます。これにより、荷物を減らしつつ多機能な使い方が可能です。
- おくるみは軽量で持ち運びが簡単なので、外出時にも重宝します。おくるみを使えば、赤ちゃんを簡易的に包んで安心感を与えたり、日よけやブランケット代わりに使うこともできます。これにより、荷物を減らしつつ多機能な使い方が可能です。
モロー反射とは?
赤ちゃんが、外部からの刺激を受けたときに反射的に両手を広げ、指を伸ばして抱きつくような動作をする原始反射の一つです。オーストリアの小児科医エルンスト・モローによって発見されたことで、「モロー反射」といわれるようになりました。
おくるみの選び方 赤ちゃんにぴったりのものを選ぼう
肌触りに気をつけて素材のいいものをセレクト
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、通気性が良くて柔らかい素材が安心です。夏には、薄手の吸水性や速乾性に優れた素材(ガーゼ素材、コットン素材、モスリンコットン素材、バンブー素材)を選びます。冬には保温性のある素材(ガーゼ素材、厚手のコットン素材、パイル素材、フリース素材)を選びます。肌触りをチェックして、赤ちゃんに合ったものを選んであげてくださいね。
窮屈すぎはNG!サイズ感に気をつけて
赤ちゃんがリラックスして動けるサイズがベスト。小さすぎると窮屈ですし、大きすぎるとほどけやすくなってしまいます。
おくるみを使うときには包み方がもっとも重要
赤ちゃんをきゅっと包みたい気持ちはわかりますが、包み方がきつすぎると窮屈に感じてしまいます。赤ちゃんの手足を自由に動かせるよう、少しゆとりを持たせるのがポイントです。
きつく包み過ぎると赤ちゃんにストレスを与えてしまいます。赤ちゃんの様子をみながら、心地よさそうな包み方を見つけていきましょう。
おくるみの男女の違いはあるの? 気になるポイントを解説
男の子と女の子で特別な違いはほとんどありませんが、次の点に注目すると良いでしょう。
おくるみを使うママへの3つの注意点
温度に気を配って
赤ちゃんは汗をかきやすいので、おくるみを使うときはお部屋の温度や湿度もチェック。暑すぎないように気をつけて。
長時間の使用は控えて
赤ちゃんが眠っている間は大丈夫ですが、起きているときは手足を動かして遊べる時間も大切です。長く包まれすぎないようにしましょう。
赤ちゃんの気持ちを尊重
包まれるのを嫌がる赤ちゃんもいます。おくるみが窮屈に感じる赤ちゃんでも、ガーゼのバスタオルはやわらかく、圧迫感が少ないため、おくるみが嫌いな赤ちゃんにも比較的適応しやすいアイテムでしょう。
おくるみの包み方 簡単ステップで挑戦しよう!
おくるみの包み方は、赤ちゃんが快適で安心できるかどうかに大きく関わります。でも、初めてだと少し難しく感じることもありますよね。ここでは、初心者でもすぐにできるおくるみの包み方を写真がなくてもわかる形で解説します。
基本のおくるみの包み方:4つのステップ
ステップ1 おくるみを広げて準備する
平らな場所におくるみを広げ、ダイヤ形に置きます。上の角を少し折り返して赤ちゃんの頭を乗せるスペースを作りましょう。
ステップ2 赤ちゃんをおくるみに乗せる
赤ちゃんをあおむけにおくるみの中央に寝かせます。このとき、赤ちゃんの頭が折り返した部分のすぐ上に来るようにしましょう。
ステップ3 片側を包む
右側の布を赤ちゃんの左肩から反対の脇腹へ向かって包み込みます。しっかりと固定しますが、手足が少し動ける余裕を残してください。
ステップ4 もう片側と足元を包む
次に、下の角を赤ちゃんの足元から上に向かって包み込みます。その後、左側の布を赤ちゃんの右肩から脇腹にかけて優しく巻き込みます。
包むときのコツと注意点
- きつくならないように
赤ちゃんが窮屈に感じないように、手足が少し動けるゆとりを残します。特に足は、自然に曲げられるくらいの余裕が大切です。 - 赤ちゃんの顔が隠れないように
顔が布で覆われないように注意しましょう。窒息のリスクを防ぐためにも、包む際は赤ちゃんの様子をしっかり確認してください。 - 赤ちゃんの好みに合わせる
すべての赤ちゃんが包まれるのを好むわけではありません。包む強さや方法を調整したり、他の安心感を与える方法を試してみましょう。
おくるみのよくある疑問Q&A
Q1 おくるみは必ず必要ですか?
A 必ずしも必要ではありません。
おくるみは、赤ちゃんが安心感を得やすくなるアイテムですが、すべての赤ちゃんにとって絶対に必要というわけではありません。特に、包まれるのを嫌がる赤ちゃんもいます。おくるみを使わずに赤ちゃんが快適に過ごせるのであれば、それも問題ありません。ただ、夜泣きやぐずりが多い場合などには、おくるみがたいへん役立ちます。
Q2 おくるみはいつまで使えますか?
A 生後2~3ヶ月頃までが目安です。
おくるみは新生児期(生後0~3ヶ月)に最適なアイテムです。ただし、赤ちゃんが自分で寝返りを打てるようになる頃には、安全のためにおくるみの使用を中止しましょう。それ以降は、睡眠用のスリーパーや軽い毛布を使うとよいでしょう。
Q3 赤ちゃんが嫌がる場合はどうすればいいですか?
A 包み方を調整したり、おくるみ以外の方法を試してみましょう。
赤ちゃんによっては、きつく包まれるのを嫌がることがあります。その場合は、包む力加減を緩めるか、手だけを出してみるなど工夫してみてください。また、おくるみが不要な赤ちゃんもいますので、無理に使う必要はありません。代わりに、抱っこやベビースリングなどで安心感を与えるのもおすすめです。
Q5 どんなおくるみを選べばいいですか?
A 季節や用途に応じた素材とサイズを選びましょう。
- 新生児期(0~3ヶ月): 柔らかく伸縮性のある素材が最適です。
- 季節 夏は通気性の良い薄手の素材、冬は保温性のある素材が適しています。
- 用途 抱っこや寝かしつけには大判サイズが便利です。
まとめ おくるみがもたらす安心感を育児に取り入れて
いかがでしたか? おくるみは、赤ちゃんに安心感を与え、ぐっすり眠らせてくれる育児の心強いパートナーです。選び方や使い方を少し工夫するだけで、赤ちゃんにとっても、ママやパパにとっても、毎日がもっと充実した育児時間になるはずです。ぜひ、おくるみを取り入れて、今日からの育児をもっと快適にしてみてくださいね。